CASE STUDY DETAILS
ケーススタディの詳細

1.点群のマージで地形・地物データを「高品質」に。
UAVレーザで上空から計測した点群データは、空中写真測量では困難な樹木下の地形まで取得することができます。計測時期は芽吹く前の春先が適期ですが、夏季など繁茂している状況下では、地表に到達するレーザが少なくなり点密度が減少する傾向にあります。また市街地においては、軒下や外壁、非GNSS環境下のトンネルといった上空からでは計測が困難な箇所も多々存在します。弊社では、こういった取得困難箇所をSLAMレーザで計測し、UAVレーザの点群と統合(マージ)することで、高品質な点群データを提供します。
2.地形の年次計測で変状を把握し、「防災・減災」へ。
土砂災害警戒区域などの地形を毎年広範囲にレーザ計測することで、特定した箇所の過年度地形をベースとした断面比較や差分解析によって変状の傾向を把握することができます。防災対策の立案や有事が起こってしまった場合にも被災前・被災後のデータから変位箇所の特定や土量計算・断面抽出など、迅速な災害対応が可能となります。
3.用地を3D GISで「視覚・明確」化
上図は、地籍リモートセンシングの事例などを紹介したものです。令和7年4月に林野庁から「航測法による森林境界の明確化事業実施のマニュアル」の公表があり、机上確認同意の手法が注目されていますが、森林境界の整備には地籍調査の実施を待たず「森林境界明確化」を推進することが重要で、地籍調査へのフィードバックを視野に入れていく方針です。
弊社では、測量精度を持ったリモートセンシングデータにベクトルデータを重ね、3次元データとして、「見える化」するとともに登記・林業情報などのデータベースを付与することで、境界の「明確化」を【3D GIS】で実現します。
また弊社は砂防施設建設用地など、各種公共用地の測量業務および土地境界確定業務において、多くの経験と実績を積み重ねてまいりました。
今後はこの経験と実績を活かし、森林DXも視野に新規分野へのアプローチを強化していきます。UAVレーザは広範囲を迅速・安全に計測でき、おおまかな地形や植生の把握に適しています。
更に森林の詳細データが必要な場合はSLAMレーザの併用することにより、高密度に点群を取得することが可能です。また、地表面データから任意の高さで樹木をカットすることもできるので、胸高直径などの計測に活用できます。
上の3DGIS動画と下の森林DX動画は座標系が同一のため、所有者別に森林資源がどの程度あるか視覚的に確認することもできます。
4.農業リモセン“NDVI”「米どころ新潟の会社として」
高低差マップ


*スライダーを左右に動かしてください。
「高低差マップ(50cmグリッド)」データと「高低差マップ(5mグリッド)」データがご覧いただけます。
水稲の育成ムラの原因となりうる圃場内の高低差を計測し、均平化の初期画面を作成できます。
NDVIマップ


*スライダーを左右に動かしてください。
「オルソモザイク」データと「NDVIマップ」データがご覧いただけます。
水稲の育成ムラの原因は地力の差かもしれません。土壌診断で生育の良否箇所からピンポイントで資料を採取するため、NDVIマップを活用できます。また、幼穂形成期前に計測したNDVI値から処方マップを作成し、可変施肥をすることも可能です。
生育マップ(NDVIマップ)とは?
植物は光合成色素の働きで一定の光を吸収するため、可視光の反射量が弱くなる一方で、近赤外光を強く反射します。この植物の特性を利用し、特定の光の波長帯の情報を観測するマルチスペクトルカメラでマルチスペクトル画像を取得します。そしてこの画像で得られた反射量の情報をもとに、事前定義した植生指数の一覧を活用し作成するのが、植生指数マップです。上の画像は植生指数マップのひとつであるNDVI(正規植生指数)マップで、植物の生育が活発な部分ほど反射量の数値が高く緑色で表示され、生育初期や生育不良を起こしている部分や地表などは反射量の数値が低く赤に近い色で表示されます。
5.UAVサーマルカメラで「イノシシ」発見!
上の動画は『最近、イノシシ被害が多発している』との情報を聞きつけ、調査に行った際のものです。UAVにサーマル機能を備えた“DJI ZENMUSE H20T”カメラを搭載し、上空30m付近より監視していたら、畑付近にイノシシを発見。通常カメラでは見逃してしまいそうですが、サーマルカメラで存在をハッキリと確認できました。